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私は令和6年3月をもって退職しました。念願かなってやっとなれた養護教諭の仕事。
養護教諭として働くことはハードではありましたが、養護教諭の仕事が大好きだったので、まさか自分がその職を退職する日が来るとは思っていませんでした。
大好きだったこの仕事。本日は私が退職した理由について4つ紹介したいと思います。
🌱退職を考えた4つの理由🌱
1 子どもと過ごす時間を増やしたかったから
自分は時短勤務や部分休業を利用していなかったので、基本的に平日は8時から17時まで仕事へ行っていました。
通勤も車で30分。朝7:30にはもう家を出ていなくては行けません。そのため、幼稚園への送りは旦那にお願いしていました。
そして1日の仕事が終わった、17:30から18時ごろに主に私が子どもたちを迎えに行くという毎日を過ごしていました。
ちなみに、家に帰ってからのスケジュールはこんな感じ。
18:00〜 | 私:夕ご飯の支度。
子ども:You Tubeタイム。 |
---|---|
18:30〜 | 夜ご飯 |
19:00〜 | 私、長女:ピアノのレッスン |
19:30〜 | お風呂タイム |
20:00〜 | 私:片付け等
子:遊んだり,疲れていつの間にか寝てしまっていたり |
20:40〜 | 寝室へ行く。テンション上がっているときはなかなか寝ない! |
21:30頃 | 就寝 |
これは、順調に行った時のスケジュールです。(大体毎日イレギュラーなことが起こります。)
私は、なんとしてでも
次の日の朝にグズらず幼稚園へ行かせたい!!
というゴール設定から、「セカセカイライラ指示だし母ちゃん」になっていました。子どもとゆっくり時間を過ごすということよりも、いかに家に帰ってからのタスクを効率よくこなすかということに全集中してしまっていました。
休日も一緒に出かけたいけど、体が鉛のように重くて(平日アドレナリンがガンガン出ている分休日に反動が来る「休日頭痛」にもなっていました。)出かけることができません。
「何のために働いているんだろう?」
ということが次第に頭の中に浮かぶようになりました。
2 子どもが毎月のように熱を出していたから
何かしらに感染して毎月熱を出していました。しかも、それは子どもたちが順番に感染していくのです。1人治って次の日から幼稚園に行けそうかなと思ったら、気づけば違う子が発熱。
そんな時、頭に思い浮かんでしまうのは体調不良で辛い子どもの気持ちではなく“仕事を休まなければいけない”自分のこと。
・明日保健行事入ってなかったかな?
・朝の打ち合わせで給食関係について伝えることあるな。
・昨日来室したあの子の経過どうなっているかな?
・子どもとの面談入ってるな。
・職員会議も入っていてケース会議について提案しなければいけないな。
・今度やる保健の授業について進めておきたかったな。
・明日部活入っているな。交代してもらわないと、、、。
なんてことが頭に浮かんでくるんです。
本当に辛いのは目の前で体調不良になっている子どもなのに。
また、次女には「熱性けいれん」があります。今までに8回ほどけいれんが起こったことがあります。30分まで元気に過ごしていたと思っても、30分後にけいれんが出た事もあります。(いつけいれんが起きるかドキドキしながら今でも毎日過ごしています。)
そんな状態の中、熱が下がったら体調は万全ではなくても幼稚園へ登園させていました。
本当にそんな状況でいいんのかな?と常に自問自答していました。
3 希望の場所に異動が出来なかったから
自分が受けた自治体は、広大な大地なため、その自治体の中でも14つのエリアに分かれています。また、その自治体ごとに異動に関して独自のルールを作っています。
・2校以上経験していること
・10年以上その自治体にいること
・その学校の基準年数を超えていること
・異動した先にコネがあること
が異動できる条件でした。私はそのルールに当てはまらなかった為異動することができませんでした。
もし、実家の近く等サポートしてくれる場所の近くに異動が出来ていたら。
もし、地域のリソース(一時保育やファミリーサポート、病後児保育など)が整っているところに異動が出来ていたら。
仕事は辞めていなかったかもしれません。
4 養護教諭としての自分に迷いがあったから
養護教諭として働いていく中で
・世の中の流れ、風潮
・学校現場で重きを置かれていること
・学校の子ども達に伝えていること
・自分の頭の中で感じていること
・自分の子どもたちに伝えていること
にずれが生じていることがわかりました。
そのバランスはどんどん崩れていって、自分自身でも何が正しいのかよくわからなくなっていました。
教育や子育てについて絶対的に正しいなんてことはないのかもしれません。ですが、自分自身に考えはどんどんバランスを崩していってしまいました。
🌱決定的な出来事が🌱
色々な思いを抱えてはいましたが、実は退職日の2ヶ月前まで退職することは決まっていませんでした。
退職することが決まった出来事。それは、
『旦那の異動の話がきたから。』
2月の上旬、私が職員室で仕事をしている時、突然旦那から電話がかかってきました。
『○○市で異動の話がきているんだけど、どうかな?返事はすぐにしなくてはいけなくて。』と。
○○市というのは、私たちが希望していた勤務地の近くです。私自身、養護教諭を退職する覚悟はあったので、すぐにそのかかって来た電話で、旦那の異動を受け入れました。
そして、すぐに自分の学校の管理職に伝え、退職する流れとなりました。
💎夢だった養護教諭を退職した今の心境💎
養護教諭を退職する理由もたくさんありましたが、やはり養護教諭は魅力的な仕事なので退職したくない理由もたくさんありました。
養護教諭を退職する決断を自分自身では決められなかったので、このようなタイミングがないと退職をいつまでも決断できなかったと思います。
実際、養護教諭を退職した今、
「退職してよかった!」
と思います。
養護教諭の仕事をしたいと思ったら子どもたちが大きくなった時にまたすることができるかなと。(ブランクがありすぎて少しこわいですが。)
一つだけ今の心配は、やはり「お金の心配」
今は収入がなく、「養護教諭のセカンドキャリア」について模索している時期です。養護教諭で働いていた自分の強みを活かして人の役に立てるセカンドキャリアを開拓していけたらなと思います。
以上が、私が養護教諭を退職した理由。そして、今現在の心境でした。
ご覧いただきありがとうございました🌱